坐骨神経痛 | 30代 女性 武蔵村山市
患者
30代 女性 武蔵村山市
職業 公務員
市民ランナー
坐骨神経痛の症状
2019年3月のマラソン後から左ハムストリングの違和感が出る。
走れないほどの痛みではなかった為、練習を継続した。
少しずつ、内転筋や臀部まで気になるようになった。
6月から痛みが強くなったので練習を中止。
練習を1ヶ月間休み、走れるようにはなったが、スピードを上げると痛みが出るので練習は軽いJOGのみ。
ランジ動作で特に痛みを感じる。
ハムストリングのストレッチで患部が引っ張られて痛い。
12月中旬のマラソンにエントリーしている。
10月に来院。
坐骨神経痛の鍼灸治療と経過
学生の時に何度か治療したことがあり、今回10年振りに会いました。昔話に花を咲かせながら、身体を診ていきます。
左臀部からハムストリングにかけて筋緊張がかなりありました。患部はゴリゴリしていて、しこりになっています。
しびれはないので坐骨神経痛といっていいのか判断が難しいところですが、当院では神経が圧迫されることで筋肉の痛みを誘発することもあると考えています。
背中から左下肢の後面を鍼治療をしました。
2回目(10日後)
「痛みはどうですか?」
「少しはいい感じがするんですが、痛みはまだあります。」
表層の筋肉がほぐれていたので、前回よりも深部に鍼を打っていきます。中臀筋、梨状筋を狙いました。
治療後は前回よりも鍼の刺激は残っているが動作がしやすくなったとのことでした。
3回目(12日後)
「前回の後はどうでしたか?」
「あの後から、かなり良くなり、スピードを上げて走ることもできました。走った翌日も痛みはなくて、少し張りが気になる程度でした。」
久しぶりにスピードを上げて走ったことによる筋疲労を取っていきました。患部のしこりも小さくなってきおり、後少しで良くなりそうな感じでした。
4回目(10日後)
「あの後はどうでした?」
「昨日30キロ走ったんですが、問題なくできました。これならマラソン走れそうです。」
「それは良かったです!マラソンに間に合いそうですね。」
まとめ
痛みをかばいながら走ると、症状を悪化させるだけでなく、別の痛みを引き起こす可能性があります。
痛みが出たら早期に治療した場合の方が、回復までの期間は短くなる傾向にあります。